krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

なぜTOCで全員経営を体感できるのか?

久々のブログです。

 

今週の月曜日に念願のTOCインストラクターデビューをしました。

この日のために準備をしてきたとはいえ、
これまで行ったセミナーは最長4時間。
8時間も大丈夫かな?
と内心不安があったのですが、
参加者の皆さまの学び合いの意欲が素晴らしく、無事に終えることができました。

本当にありがたい限りです。

f:id:krilosr:20191115140336j:plain


TOCを学び始めて4年。
取り組むと自律的な組織になることは実感していましたし、
従来の私の業務と相性がとても良いことはわかっていました。

しかし、その奥深さゆえに
「私の手には負えないのではないか?」
と思い、パートナー講師にお願いすることにしていました。
昨年までは。

ところが、ご縁があり昨年末に資格を取得。
実際に自分で講師をしてみると、
受講していた時とは違う気付きがありました。

なぜTOCで全員経営を体感できるのか? 

TOCはダイスゲームで、
6工程ある会社を全員で経営します。

なぜダイスゲームかというと、
不安定な生産環境を再現するために、
サイコロを振って生産能力を決定しているからです。

 

市場から求められている商品を
いかに欠品することなく、
過剰在庫を抑えながら出荷するか?

・キャッシュと利益を確保し、
・適正在庫を保ち、
・リードタイムをいかに短縮させるか?
ということが大命題となっています。

 

一人ひとりが工程の責任者となりますが、
自分の工程だけ良ければOKはご法度。

前工程後工程のみならず、
仕入れから出荷まですべての工程を見渡しながら全員で意思決定を行っていきます。

これが、ゲームを通じて全体最適や全員経営を体験できる所以です。

会社で起こっている現実をTOCゲームに投影してみよう

ゲーム性を追求しようとすると、
適宜残業をして出荷する方が成績が上がるのですが、
リアルの会社ではそうはいきません。

育児中の社員や介護中の社員もいれば、
楽しみにしているライブがあって早上がりしたい社員もいます。

就業規則に水曜日はノー残業デーと規定されているので、
水曜日にピンチが来ても出荷が出来ない!
ということも起こり得るのです。

 

自分が実際にインストラクターをすることで、

上記のようなリアルあるあるを各会社の事情に合わせて設定し、
社内研修にTOCを活用すると、
ピンチがチャンスに変わり、とても面白い創発が起こるのではないか?
ということを実感できました。

課題を可視化できるから対立が減りアイデアが出易くなる 

だいたいの社員の方は、
「会社を良くしたい」とまでは思っていなくても、
「自分が心地よく働きたい」とは思っています。

目の前の工程盤で現状の課題を可視化することで、
客観的に対話を進めることができるようになり、対立が減ってきます。

そのため、
「心地よく働きたい」
という共通の目的を実現するためのアイデアを出し易くなってくるのです。

 

今後も2ヵ月に1度のペースでオープン研修を行う予定ですが、
社内研修にも力を入れていきます。
TOCにご関心がある方は、是非お声掛けください!

 

TOCダイスゲームは株式会社ソフトパワー研究所で開発された研修です。


全員経営プログラム▼のSTEP4がTOCです。

peraichi.com