krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

「持ち味×TOC」の可能性を探ってみた

いきなりですが、私の仕事の原動力は、

社長も社員も自由になれて面白く過ごせる環境整備をしたい。

という想いから来てまして、
先日TOCのインストラクター資格を取得したのもその一環です。

 

さて、その環境整備ですが、
大切な要素だと思うものが他にもあります。

それは、

「それぞれの持ち味を知り、活かすこと」

です。

 

ここでTOCのおさらいです。

TOCとは、

世の中にある様々な事象(主に仕事)の流れが滞っている箇所の詰まりを取って、
流れを良くするという取り組みです。

この詰まりのことを、TOCでは「制約・ボトルネック」と表現しています。

 

また、TOCのお作法として、次の1から5のステップを繰り返します。

1. 制約を見つける

2. 制約を徹底活用する

3. 制約に全てを従属させる

4. 制約の能力を引き上げる

5. 制約に囚われずに1に戻る

「持ち味×TOC」の可能性を探ってみた

これを見ているうちに、ふと思い付きました。

もしかして、
「制約・ボトルネック」は「持ち味」と置き換えてもうまく行くんじゃないかな?

制約だのボトルネックだの言うと、なんとなくマイナスなニュアンスが漂うけれど、
弱点というわけではありません。
要するに基準だということ。
だったら、持ち味でもイケるはず!

 

人間誰しも

・隣の芝がやたら青く見える
・自分が超絶ダメ人間に思える
・自分の過去を否定したくなる

ということがあると思います。
もちろん私もあります。

強靭な意思で弱気を撥ねのけられればいいのですが、
そうはいかないことも多いですよね。

 

元気な時は色んな価値観が刺激になるけれど、
元気がない時は、他人の物差しがしんどくなって、
自己嫌悪に陥ったり消化不良を起こしたりして、
心の不良在庫が増えてしまうことがあります(図1)。

 

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「持ち味×TOC」のステップ

そんな時のとっておきが、「持ち味×TOC」です!

 

持ち味バージョンで、もう一度1から5のステップを見てみましょう。

1. 持ち味を見つける

2. 持ち味を徹底活用する

3. 持ち味に全てを従属させる

4. 持ち味の能力を引き上げる

5. 持ち味に囚われずに1に戻る

 

■ステップ1
まずは自分の持ち味を見つける。
(見つけたい方はご連絡ください!)

 

■ステップ2
自分の持ち味を活かしきる!
コンディションが悪い時は、持ち味が活かせることだけを、無理のない範囲でします。

 

■ステップ3
持ち味に合わせて投入制限をする。
自分の持ち味に合うものだけを厳選して投入します。
現状の出力に合わせるので、大量投入はご法度です。

・他人の物差し
・誰かの名言
・隣の芝生
・ありがたい成功体験談
・トレンド

なんかは、とりあえずシャットアウトです(図2)。

 

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■ステップ4
自分は自分だと思えるようになってきたら、
持ち味を活かした活動量を増やしていきます(図3)。


■ステップ5
元気になってきたら、
周りの人の持ち味と掛け合わせて、もともとの持ち味を増幅させていきます。

ここまで来ると、自然と他者の持ち味にも目が向くようになり、
お互いの持ち味を掛け合わせて調和や文殊の知恵が生まれるようになります。

また、固定観念にとらわれることなく、
新しい可能性も視野に入れられるようになります(図3)。

 

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カラ元気は不要!しんどくなったら持ち味に戻ろう

もし、今、理想の自分や周囲と比べて落ち込んでいる人がいたら、
カラ元気は不要です!

「持ち味×TOC」を参考にしていただけると嬉しいです。

 

「みんな違って、みんないい!」
疲れたら、自分の持ち味に着目して、原点に戻りましょう。

 

最後にひとつ大事なことを。

ひとつでもステップを飛ばしてしまうとしんどくなっちゃうので、
必ず順番を守ってくださいね!

 

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どうぞお楽しみに!

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