krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

フル稼働の会社で有給休暇を年5日取得する秘策

働き方改革関連法が施行され、この4月から
年10日以上の有給休暇が付与される社員に対して
年5日の有給休暇を確実に取得させることが義務になりました。

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そこで頭を抱えているのが経営者の方々。
弊所の社労士分野のお客様からも、施行前に

「フル稼働のうえに残業に休日出勤までしているから、有給休暇を取得してもらえる余地がないんだよね。」

「仕方ないから人を雇うしかないけど、今求人難だからなあ。」

「そもそも社員が休みたがらないんだよね。残業代と休日出勤代をあてにしてるから。」

という声が上がっていました。

法律に従順になる前にできることはコレ 

現実と法律のはざまで悩みますよね。

経営者も社員も全然納得いかないけど、
法律だから有給休暇を取得してもらうしかない。

というのは、
ちょっと待ってください!
社労士をやっている私が言うのもなんですが…

 

これでは法律は守れますが、
現場の士気も落ちますし、経営も逼迫します。

フル稼働の現場で無理やり休みをねじ込むと、
その分業務が滞ってしまいますからね。

 

では、仕方ない採用するか(それ以前に今は空前の採用難ではありますが)
というのも思い止まっていただきたい。

なぜなら、今のままの業務フローのままだと、
社員が増えても、問題が拡大再生産されるだけだからです。

対処療法ではなく、業務フローを改革しましょう。 

ボトルネックを見つけることが突破口に 

以前の記事頑張り過ぎないとうまくいく
でもお伝えしましたが、
全体最適を考えることが大切です。

 

どうやったら、
経営者も社員も気持ちよく働けて、会社にとってプラスになるか?
を考え、

今、それを妨げているボトルネックは何か?
を見付けるところから始めましょう。

 

そして、まずはそのボトルネックに合わせて業務フロー自体を改革します。

ボトルネックを補強するのは、その後です。

 

これに取り組んだ会社では、
だいたいボトルネックを補強しなくても
労働時間が減り、有給休暇が取れるようになっています。

そして、ここがとっても大事
粗利が増え、キャッシュフローも改善します!

 

そんなムシのいい話あるかな?
と思われた方もいらっしゃると思います(笑)

そんな方にお薦めなのが、こちらの本です。

ザ・ゴール

よりわかり易いコミック

 

理屈よりも、とにかくやってみたい!
という方には、研修をご用意しております。
ご関心のある方はこちらもぜひ!

全員経営プログラム
(STEP4 業務フロー改革研修がTOCです)

セミナー開催のお知らせ

お待たせしました!
「みんなでつくる就業規則セミナー」
を8/27(火)13時~17時 に開催します。

詳細が決まりましたら、またお知らせしますね。
お楽しみに!

 

peraichi.com