krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

人を雇ったら最初にコレをしよう

社員(アルバイト・パートタイマー含む)を雇用した時、
みなさんは最初に何をされますか?

 

一般的には、まず雇用契約書を交わす。
という会社が多いと思います。

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雇用契約書は万能か?

さて、この雇用契約書は万能なのでしょうか?

 

答えはNO!です。

 

あっ、だからと言って無くてもいいというわけではないですよ。
雇用契約書は絶対に必要です。(※1)

しかし、
軽く説明しつつ、お互いに捺印すれば、確実にリスクヘッジできる。
という代物ではありません。

 

これまで社労士として多くの雇用契約書を作成してわかったことは、
人間の解釈のパターンは無限にあるということ。

 

えっ!?ここに明記してますよね?
と思っても、受け取り方は千差万別。
人間は、実に自分に都合よく解釈してしまう生き物なのです。 

 

(※1)
厳密には、法的な義務があるのは労働条件通知書ですが(労働基準法 第15条)、
弊所では、署名捺印を必要とする雇用契約書をお薦めしております。

雇用契約書の効果的な交わし方 

ですので、社員と雇用契約書を交わす際は、
・合意の証拠とする
・言った言わないをなくす
ことを目的とするのではなく、

お互いの理解を深めることを目的とし
擦り合わせ(想いの統合)を行いましょう。

 

わが社はこんな理念で事業をしていて、
雇用契約書のこの条文はこうした意図があって定めている

ということを、膝を交えて伝え、意見交換します。
いかに細心の注意を払って採用していたとしても、念を入れて行いましょう。
就業規則がある会社は、就業規則の解説も行ってくださいね!

 

なお、個人情報以外の箇所については
経営陣や人事担当ではなく、共に働く同僚が行うことをお薦めします。

同僚が体験や感じたことを率直に伝えることで、
よりギャップが少なくなります。

それにより、早く持ち味を発揮できるようになりますし、
後々トラブルに繋がる確率も下がります。

 

また、もし、この時点でお互いに合わないなと感じたのであれば、
早い段階で離職も含めた軌道修正ができますので
不幸な行き違いがなくなります。

 

持ち味を活かすためにも擦り合わせをしよう

会社は感情を持った人が集う場所です。
法的な対策をしているから大丈夫、というものではありません。

 

社員の持ち味が活かせるか?
会社の風土との相性はどうか?

採用の時だけでなく、入社したタイミングでも
擦り合わせ(想いの統合)をすると、
文殊の知恵が生まれやすい会社になりますよ!

 

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