krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

ティール組織にトライするなら「習うより慣れろ」で!

 今年最後のブログです。
みなさまはどのような一年でしたか?

私は、ここ数年研究していた指示ゼロ経営を、
ようやく社労士の専門分野と融合したサービスとして形にすることができ、
新たな展望が見えてきた一年でした。

 

さて、
本日は、ここ2・3年ブームとなっているティール組織について
感じたことをお伝えします。

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ティール組織って何? 

ティール組織は、
上下関係がなく、その時々の課題に応じて
万華鏡のように自在に集ったり離れたりする組織です。
(と、私の中では定義しています。)

トップダウンボトムアップという伝達の垂直性がなく、
必要を覚えたメンバーが勝手に集ってきて、水平的なチーム編成がなされます。

明確な指示系統がなく、今現在最も進化した組織の形とも言えます。

「進化形=最高」ではない

しかし、流行っているから、進化形だから最高、
というものでもありません。

人それぞれに似合う髪型や服装があるように、
組織にも個性と相性があります

 

たまたま私は
自由を愛し、
フラットな関係性が好きで、
新しいものを創りたい欲求が強い
だけど、自分ひとりの能力やアイデアには限界を感じている。
という持ち味と考えがあるのでしっくり来ていますが、

 

自分の能力に自信のある人
規律を重んじる人
型があると安心する人
指示命令系統が明確な方がしっくりくる人
には、とても居心地が悪い組織になるのではないかと思います。

 

ティール組織にトライする時にも同じことが言えます。

ティールにトライするなら「習うより慣れろ」

話は逸れますが、守破離という言葉をご存じでしょうか?
日本古来の武道や芸事の修練の際に用いられる教えで、

守…型をなぞり、模倣し、反復して身に付ける。
破…身に付けた型の殻を破り、アレンジする。
離…オリジナルに昇華させる。

というものです。

 

ティール組織にトライする時には、離から始めるのが良いと思います。

とりあえず、今出来そうなことからやってみる。
しくじったら修正する。

やってみてピンと来なかったら止めてもいいし、
やっぱりやりたいのであれば、
他にトライしている組織とお互いの取り組みを共有したりして、
再度トライしてみる。

そして、修正したり再度トライする時はプロの力を借りる。

というので良いと思うのです。

 

書籍を紐解き、学び、体系化し、石橋を叩いてから取り組む。
なんかピンとこないけど、先進的な取り組みをしたいから取り組む。

というのは守です。

 

私が力を入れている指示ゼロ経営ティールの一種ですが、
「習うより慣れろ。」
「まずやる。後でなおす。」
です。

ちなみに、「まずやる。後でなおす。」はTOCの合言葉でもあります。

 

もし今、ティール組織にトライしてみようかと検討している方がいらしたら、
参考にしてみてくださいね!

 

今年も残すところあと4日。
みなさまも、今年の疲れをスッキリ流し、良い年をお迎えください!

いつの間にか指示ゼロになる「全員経営プログラム」