krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

気付いたら創造的な循環が生まれていたチームの話

 昨日、青梅に行ってきました。


(株)たくらみ屋さんのTOC研修を9月に受講されたアイビー化粧品リールリールさんが、
その後どうされているかをお伺いするためです。

今日は、その時のお話をお伝えします。

 

社長曰く、
「せっかく来ていただいたのに、そんなに変化がない。」
とのことでしたが、なんのなんの。

 

スタッフのみなさんに現況を聞いてみたら、

・サロンの看板を発注した

・ニュースレターの発行を始めた

・50代以上向け大人のメイクレッスン開催準備中

・親と子の関わり方教室を学童に提案中

・子供の仕事体験開催

などなど

みなさん自ら考え、様々な取り組みを行い、どんどん改善が進んでいます!

社長が気付かないうちにチームが成長していた理由 

さて、これだけ変化しているのにもかかわらず、
なぜ社長が気付かなかったのか?

それは、この会社では指示ゼロ経営の文化がかなり醸成されているからです。

スタッフさんは当たり前のように自ら考え改善活動をしているので、
詳細を社長に報告してなかったのですね。

当たり前過ぎて、改めて社長に報告するまでもなかったのだと思われます(笑)

 

実は、社長が気付かなかった理由がもう一つあります。

社長曰く、
ティッピングポイントを超えたら、社内の雰囲気が劇的に変わると思っていたけど、
まだその実感がないんだよね。」
なんだそうです。

ティッピングポイント
閾(しきい)値。ある境界を超えると爆発的に波及する現象の、その境界点を指します。

 

閾値に到達するまでは、長期間なだらかなカーブを描いているので、
その変化に気付きづらいものです。

そして、閾値を超えた時点でも、まだ気付きません。
爆発的な波及をするには少しタイムラグがあるからです。

創造的な循環がもたらすチームの進化

TOCに取り組むと、一人一人に自ら考える習慣が芽生えるとともに、
次第にチームでアイデアを出し合う環境が出来てきます。

その環境がまたスタッフを育むので、気付いたら、

チームで課題を発見→たくらむ→学び合い→実践→検証→またたくらむ!

という創造的な循環が生まれて来るのです。

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また、ひとたび創造的な循環が生まれると、
直接の業績以外の面でもジワジワと変化を重ねていきます。

今回のリールリールさんのように、

3ヶ月後に改めて振り返ってみたら随分進化していた!

ということが起こるのも、創造的な循環のなせる業だなあと実感した次第です。

 

TOCを気軽に体験してみたい!という方に朗報です。

来年の2/17(月)に東京でTOC研修を開催します。
いよいよインストラクターデビューです!

詳細が決まりましたら、またお知らせします。
どうぞ、お楽しみに!

2月まで待てない方におすすめ!全員経営プログラム

弊所では、TOCを含めた全員経営プログラムを展開しております。

もうちょっと早く概要を聞いてみたいという方は、こちらもご覧ください。 

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