krilosr’s blog

遠慮がちな社員から面白いアイデアがどんどん出てくる「全員経営」

フラット型組織の就業規則作成が得意なクリーロ企業文化研究所の公式ブログです

非常時に自律性は発揮できる?

先日、千葉や長崎で台風による大きな被害が発生しました。
災害が発生すると、集団で行動することが多くなります。
そこで気付いたことを今日はお伝えします。

 

このメルマガでは、常に自律型組織について語っていますが、
災害の際は状況が異なります。

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自律的なチームになる、指示ゼロ経営型の就業規則を作っていると、
たまにですが、就業規則の相対的記載事項である
安全衛生・災害補償の項目のところで、
「災害時対応の部分はどう書くんですか?」
と聞かれることがあります。

 

その場合は、もちろん「上長の指示に従う」でOKです。
みんなで考えて「指示に従う」となったのなら尚良しです。

指示ゼロを目指しているからと言って、何でも指示ゼロにする必要はありません。
それこそ、自律性を阻む「固定観念にとらわれること」になりかねません。

災害時はトップダウンで行動しよう

災害時は究極の「安心安全でない状況」です
自律的に極めてなりづらい環境です。

・避難する時
・避難所での数日間

トップダウンで行動した方が安全性が高まると思います。

津波に限ってはてんでんこですが、
それ以外は、情報を確実に共有して計画的に行動する方が
安全性を確保しやすいですからね。

なあんだ、有事の際には自律型組織は役に立たないのね。。。
とガッカリすることなかれ。

自律型組織が有機的に機能する時があります。

有事の際に自律型組織が機能するのはこんな時

それは、片付けや復旧の段階です。

例えば、

自宅の片付けであれば、
「休日の午後に和室の畳にゴロンと転がりたい」
「スッキリ片付いたダイニングで家族の好物を作ってテーブルを囲みたい」
「リビングのソファーに寝そべってスポーツニュースを見たい」

 

町内の復旧であれば、
「角のパン屋さんでサンドイッチ買って、公園のベンチで花を眺めながら食べたい」
「春になったら、レジャーシート敷いてお花見したい」
「夕方に綺麗に片付いた河川敷に行って、川面を眺めてぼーっとしたい」
「子供とまた町内のマラソン大会に出て、記録更新したいな」

 

といった、片付けるとこうなるという
映像が目に浮かぶようなビジョンを家族やみんなで共有し、
どうやったら実現できるかをみんなで考えることが当てはまります。

 

そうやって、共通の課題の解決策をみんなで考えることで

「あそこを洗って拭かないと畳に寝っ転がれないな」
「あの壊れた棚は処分して、この際物も減らすとスッキリ片付くな」
「あの倒木を片付けて枯葉を掃除すると、ベンチに座れるようになるな」

と、具体的に今するべきことが共有できるようになります。

 

するべきことがわかれば、
それぞれが、自分の持ち味や得意なことを持ち寄ってやっていくことで、
将来が不安なまま目の前のものを黙々と片付けるよりも
捗るのではないでしょうか。

 

そして、これは災害時だけでなく、会社で課題に直面した時も応用できます。
課題を前にして困った時には、思い出してみてくださいね。 

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