会話は居酒屋よりも社内で!
社内のコミュニケーション不足が取り沙汰され始めたはいつ頃のことでしょう。
私が社会人になった頃には既に課題にあげられていた気がします。
社員同士のコミュニケーション手段としてよく挙げられるのが「会社の飲み会」。
長らく敬遠されていましたが、ここ最近は復活の兆しが見られるそうです。
また、若手社員の肯定派が増えてきているというデータもあります。
コミュニケーション不足を補い、本音で語り合える場を持とうとする姿勢は素晴らしいですね。
しかし、それは本当に飲み会でなければ出来ないのでしょうか?
場所を変えることでいつもと違う話が出来る。
という効果があることは確かです。
悩み事や個人的な話は会社ではしづらい。
ということもあります。
また、ビジョンや将来像などの夢のある壮大な話は、飲み会でする効果も大きいでしょう。
しかし、普段の業務でのコミュニケーション不足を飲み会で補おうとするのであれば、
いささか効果に疑問符がつきます。
なぜなら、人間の記憶のピークは出来事の直後だからです。
ちょっとした気遣いが足りず、後々気まずくなり、段々話しづらくなる。
殆どの方が経験されたことがあると思います。
これは、コミュニケーションのタイミングを逸したことも大きいのではないでしょうか。
イベントがなくとも日常的に社内で必要なコミュニケーションが取れるのが理想です。
仕事をしながら自然に信頼関係を築ける環境をつくれると最高です。
それには何よりも、
・話しかけられやすく
・話しかけやすい
企業文化づくりが大切なのです。
コミュニケーションの鍵は日常にあります。
特別な場を設けるのではなく、普段のちょっとした会話を心がけましょう。